始まりのラピスラズリ
「俺が…、飛べる?」
椎名は俺に近づくと、そっとTシャツに触れた。
「Show must go on ……、途中でやめてはいけない。
Tシャツにも言われちゃってますよ?
…ハル先輩は、走り続けて下さい。
大好きなバスケを、途中でやめないで下さい。
先輩はまだ飛べる翼を持っている。
私が言うんだから、間違いないです!」
椎名……。
自信満々にそう言う椎名に、俺は思わず笑みをこぼす。
「あぁ、そうだな。
お前が言うんだから間違いない。
…俺は、もう1度バスケがしたい」