白い華舞う季節に【仮】
蓮華「この病院綺麗だねぇ」
舞那「そーだよね!しかも広い!」
舞華「便利でいいとこそうだよね」
蓮華「だね!過ごしやすそう!」
舞華「うん!…あ!!」
舞那「え!?なに!?」
蓮華「急に大きな声出したらびっくりするじゃない!」
舞華「ごめんごめん…あのさ、みんなお見舞い来るじゃない?」
蓮華「え?もちろんよ」
舞華「あのね、昨日私病気だって知らされた時ショックで…裏の高台の方にいったの」
舞那「え?裏にそんなのあるの?」
舞華「うん。星が綺麗だよ」
舞那「そーなの?今度行こうよ!…じゃなくて、続きは??」
舞華「あ、それでね、そこで泣いてたら男の人がいて…私ともっと話したいからお見舞い行っていいかって言われたんだ」
蓮華「えぇ!?その人大丈夫なの?」
舞華「うん。同い年らしいんだ。目つきはちょっと悪かったけどいい人だったし…」
舞那「名前はなんていうの?」
舞華「…咲夜。雪野咲夜くん」
蓮華「へぇ〜。で?舞華はその雪野くんが?」
舞那「気になってると!うふっ」
舞華「え!?そ、そんなんじゃないって…」
蓮華「まったまったぁ〜」
舞那「私たちには嘘つかなくていいのよ〜」
舞華「う、うそじゃ……っとにかく!!」
蓮華「とにかく?」
舞華「もしかしたら…来るかもしれない、から…部屋とか…教えていただけたらなぁって…」
蓮華「ぷっ…ははっなんで敬語なのよ!」
舞那「ふふっ恥ずかしいのよ舞華ちゃんは」
舞華「っもぉー!!!」
蓮華「はははっ!」
「「「っふふふ…ははははっ!」」」
私たち3人は顔を見合わせ笑った。
この時間が続いたらいいのになぁ…
舞那「わかったわ…雪野咲夜くんね」
蓮華「私も覚えとく!!」
舞華「…ありがとうっ!」
舞那「んー…雪野…咲夜か…」
舞華「どうしたの?」
舞那「なんっか聞いたことある気がするんだよねぇ…」
舞華「え?ほんとに?」
舞那「…んんー確か……忘れた!」
蓮華「忘れたんかいっ!」
舞華「忘れないでよ…!」
舞那「しょうがないじゃない!」
舞華「ま、とりあえずお願いします!」
蓮華「はいよぉー!」