ドクターと甘い恋
「ごめん…なさい」


こんなことしたかった訳じゃない。

ただ、怖かった。


生きてる証が欲しかった。



「なぁ」


ずっと、黙ってた陽向先生が口を開いた。

その声には、いろんな思いが詰まっているようで。
思わず言葉に詰まる。



「ひとりで抱え込んで、ひとりで溜め込んで。

挙句の果てにこんなこと…っ。
お前が俺たちを思ってくれるように、俺たちだってお前を救いたいんだ」



「ひな、た…せんせ…い」


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