ドクターと甘い恋
「嶺菜ちゃん、大丈夫だよ。」


全てをわかって頷いてくれるかのように優しく頭を撫でてくれた、祐希先生。


「陽向も、俺も、聖夜も奈緒ちゃんも、みんな分かってるからちゃんと。

こんなこと意志でやったんじゃないって。」



視線を腕に向けて、そう優しく言葉を放つ。



奈緒……ごめん。

怖かったよね、いきなりあんなSOS。



「な、おは…へい……き?」



まだ、たどたどしい日本語で言えば


「パニックになっちゃって、精神安定剤を打ったら落ち着いたよ。

目が覚めた時にもパニックになってる時も奈緒ちゃんがきにしてるのは、ずっと嶺菜ちゃんだったよ。」



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