ドクターと甘い恋
「すみません、何から何まで」


「いーのいーの。

じゃあ、俺医局で仕事してるから、なんかあったらPHS鳴らして」


「はい」


医局に戻ってからはパソコンとにらめっこ。

明後日から、か。



無菌室での治療はこれまでとは比べ物にならないくらい辛くなる。

そのことも、おいおい嶺菜にはなさいと。



そう思いながら、俺はカルテ整理を黙々と続けた。


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