ドクターと甘い恋
寝れなくなって、2週間。

ココ最近は30分で起きて寝てを繰り返して全然寝ていなかった。



もう限界だったんだと思う。

体的に。



「……な!きいてた?」



はるくんがずれた点滴を治してくれていた。

はるくんの声でハッと我に返る。



……やばい、ぼーっとしてた。




「嶺菜?」

「ごめんねはるくん、ぼーっとしてた」



"あははっ"と作り笑いを浮かべる。



頭もズキンと一定のリズムで痛むし、なにより目眩がひどくてぐるぐるしている。




「検査行くから、たって」


「え?検査って…骨髄検査!?」



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