ドクターと甘い恋
なぁ、嶺菜。


なんでお前はそんなに壊れそうなんだよ。

ぎゅってしたら、今にも壊れそうで。




どうやってお前の近くに行けるか俺もわからなくて。


いつだって手探りで。


いつだって宝物を探すより難しいんだ。




俺の前で泣きじゃくる嶺菜。


俺の白衣に顔を疼くめて、声をあげて嶺菜は泣いたー。




「嶺菜、そんなしんどい?」


「うっ…ひっく…あのねっ…ひっく、ぐすっ…」




抱きしめていた体を話し、座らせる。


頭を撫でながら訪ねれば嗚咽のひどい中一生懸命言葉を紡ごうとする。




祐希も大翔も、もちろん俺も。

嶺菜の言葉を一語一句漏らさず聞き取れるように。



しっかりと耳を傾ける。



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