ドクターと甘い恋
布団カバーをぎゅっとつかんで、うつむけばふわっと温かい手のひらが頭の上を数回撫でた。
おずおずと顔をあげれば、陽向先生が優しく微笑んで私を見て。
ーートクン、トクン。
そんな顔で見られたら、心臓ドキドキしちゃうよ……っ!
いつも至近距離で見られることはだいたい私が嫌がる治療の時だけ。
個室だから、私たち二人だけの空間。
……心臓の音陽向先生に聞こえそうだよーーっ。
「そんなに泣きそうな顔で見ないの〜
俺だって、好きな人を泣かせたくてやるわけじゃないんだよ、ごめんな」
陽向先生が眉毛を八の字にして謝るものだから胸がキュって苦しくなるの…っ。
おずおずと顔をあげれば、陽向先生が優しく微笑んで私を見て。
ーートクン、トクン。
そんな顔で見られたら、心臓ドキドキしちゃうよ……っ!
いつも至近距離で見られることはだいたい私が嫌がる治療の時だけ。
個室だから、私たち二人だけの空間。
……心臓の音陽向先生に聞こえそうだよーーっ。
「そんなに泣きそうな顔で見ないの〜
俺だって、好きな人を泣かせたくてやるわけじゃないんだよ、ごめんな」
陽向先生が眉毛を八の字にして謝るものだから胸がキュって苦しくなるの…っ。