ドクターと甘い恋
「ばーか、嫌いにならねぇよ。

お前が嫌いになることはあっても、俺はない。」


「ふぇっ…グスンっせんせぇっ…!」



陽向先生の胸に抱きつけば、陽向先生も腰に手を回してくれて優しく背中を叩いてくれた。

しばらく、先生の胸で泣き続ける私を、陽向先生は何も言わず優しく頭を撫でてくれたりしてくれていたーー。



**



「大丈夫か?」


「グスンっ…あり、がとう」


涙が止まって、嗚咽もひどいわたし。

でも、心がスッキリしたことは変わりはない。

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