ドクターと甘い恋
「んふふ、なに改まって?

明日は雪かな?ね、陽向先生」


「あぁ、そうだな」



優しく微笑む陽向先生と、はるくん。


ふたりの言葉に口を尖らせる。



「まだ雪の時期じゃないよ。

それに珍しくないもんねーだ」



ベーっとやれば、ふたりが微笑む。


あぁ…やっぱり陽向先生は笑った顔が一番似合う。



「嶺菜、もうそろそろ寝よう?起きたばっかりで眠くないかもしれないけれど。

明日から治療再開だから体力持たなくなるときついからね。」



体温計を陽向先生に渡せば、7.7℃だったそうで、熱が上がれば解熱剤を入れるとだけ伝えられた。



「寝れるから大丈夫だよ、おやすみ先生」


「おやすみ」



目を閉じると、すぐに夢の世界へと旅立っていった。


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