秘密の糸Season1㊤
クチュ…っクチュ…っ


「んっ…。」


苦しい…。だけど幸せだった。


「…ハァ…っ一晩中……一緒にいて下さい…!」



「ハア…っ…うん、ずっといるよ。」



そして私達は、ベッドに倒れた。


ドサ


新堂さんは私の頬を触った。


「…好きだよ美菜。」 


「私も好きです…。」


そして私は、新堂さんが触れた手を触った。


そして、服の中に手が入ってきた。


「…ハァ…っハァ…っ」


呼吸が乱れた。


「新…堂さん…っ」


「…っハァ…美菜…好きだ。」


「 私も…っ好…き。」


私は、新堂さんの首にギュッと腕を回した。


新堂さんは私を優しく、抱きしめた。


「美菜…。」


「新堂さん…。」


何度も何度も、お互い名前を呼び続けた。


「ハァっ…。っハァ…。」


そして何度も、身体を重ねた。


絡まる指が熱かった。
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