秘密の糸Season1㊤
パチ


しばらくして俺は、目を開けた。


目を開けると、四角い天井が見えた。


身体を起こし、辺りを見回すとベッドはあったが俺以外誰もいなかった。


「うっ…病院?…何で、俺…。」


そして俺は身体を起こした。


ズキ


「痛え…。」


起こした瞬間、まだ頭が少しガンガンしていた。



その時、三田倉が俺の足元で眠っていた。



(三田倉!?何でここに…!)



すると、三田倉が目を覚ました。


「んっ…。あれ…。私…」


その時三田倉は、子猫のように目をこすっていた。


「…起きたか?」


「井上さん!大丈夫ですか!?目が覚めたんですね!
良かった〜!病院です!熱で倒れたんですよ!
今日にはもう、退院出来るそうです!」


(…そうか。俺、熱があったのか…。)


俺はまだ少し、頭がボーッとしていた。


「熱どうですか…?」


そう言って三田倉が、俺の額を触ろうとした。


その時俺は、その手を払い除けた。


パシ


その時三田倉は、びっくりしていた。


「…ずっといたのか?」


「は、はい…。心配だったので…。」


本当は嬉しい…。けど今は…


俺はさらに、冷たくした。


「ありがとう。…けどもう良いから帰れ。俺、寝るから。」


俺は三田倉にそう告げ、ベッドに入り背を向けた。
< 198 / 642 >

この作品をシェア

pagetop