秘密の糸Season1㊤
フロントに行くと、男性店員がレジをしていた。


そして私達の番になった。


「はい、ありがとうございます。
ではフリータイムで、学生様ですので…2400円です。」


私が財布を出そうとした時、晋ちゃんがさっとお会計をした。


そして晋ちゃんがおつりを素早く受け取った。


そして私達は、エレベーターに乗った。


「晋ちゃん、お金返すよ…。」


「良いから、俺が出すから。心配するな。」


「けど…悪いよ。」


「円花の手が、あの男に触れる方が俺としては気分わりぃ。」


「……」


私はそう聞いて、黙ってしまった。


そして晋ちゃんは、私を自宅まで送ってくれた。


「じゃあな」


「うん、ありがとう。」


そして晋ちゃんは、帰って行った。
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