秘密の糸Season1㊤
プルルル
『はい、何、兄貴』
『お前、明日誕生日だろ?だから先に言っとく。
おめでとう。』
『ありがとう』
『晋一』
『何?』
『円花を泣かすような事だけは、絶対するなよ。』
『…分かってるよ。』
『俺さ』
『何?』
『円花の事、ずっと好きだった。』
『え?』
『だけど、お前らの中に入るつもりはない。』
『え?』
『だけどな、晋一。
これだけは覚えてろ。』
『何?』
『お前がもし、円花を泣かすようなマネをするなら…。
その時は俺が円花を貰う、じゃあな。』
ツーツー
そして俺は、電話を切った。
これは宣戦布告だ。
「晋一…俺は本気だからな。」
俺は"決心"した
円花の兄貴として、
大事な妹として、
『はい、何、兄貴』
『お前、明日誕生日だろ?だから先に言っとく。
おめでとう。』
『ありがとう』
『晋一』
『何?』
『円花を泣かすような事だけは、絶対するなよ。』
『…分かってるよ。』
『俺さ』
『何?』
『円花の事、ずっと好きだった。』
『え?』
『だけど、お前らの中に入るつもりはない。』
『え?』
『だけどな、晋一。
これだけは覚えてろ。』
『何?』
『お前がもし、円花を泣かすようなマネをするなら…。
その時は俺が円花を貰う、じゃあな。』
ツーツー
そして俺は、電話を切った。
これは宣戦布告だ。
「晋一…俺は本気だからな。」
俺は"決心"した
円花の兄貴として、
大事な妹として、