秘密の糸Season1㊤
人がいっぱいいた。


空を見ると、またさっきより曇っていた。


「雨…降りそうだね…。」


「そうだな、…とりあえず行こ。」


「そうだね…。」


そして私達は、水族館の入口に入った。


「綺麗…。」


「そうだな、順番に見よ。」


「うん!」


そして私達は順番に館内を見た。


「かわいいー!アシカだー!」


「かわいいな。」


「あ!ねえ、見て!ニモいるー!」


「ニモって笑クマノミだろ?円花、子供みたいだな。」


そう言って、晋ちゃんが笑った。


「ご、ごめん!」


「ほんっとかわいいな…円花。」


そしてまた、晋ちゃんが笑った。


「ほら、行くぞ?」


「はい!」


そして私達はその後も館内を回った。



しばらくして、館内を全部周り終えた。




そして、帰ることになった。


私達は、水族館を出た。


「楽しかったな」


「うん!ありがとう晋ちゃん!」


「どういたしまして、この後どうする?」


雨は今にも降りそうだった。


「どうしようか?」


しばらく黙ったその時、晋ちゃんが口を開いた。


「…俺ん家来る?」
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