秘密の糸Season1㊤
ガタ

雅昭さんは入って早々、あたしにキスをした。

「んっ…ハァ…っ」

ガタン

「ハァ…っハァ…っ…」

雅昭さんのキスはあたしをどこまでも落とす。

「雅…昭さ…ん」

「舞由…香」

ドサ

雅昭さんはあたしをベッドに押し倒した。


「好きだよ…舞由香。ずっと…こうしたかった。」

そう言って、あたしの頬を触った。

「あたしも…雅昭さんが好きです…。ずっと…こうしたかった…。」

そしてあたしは雅昭さんの手に触れた。

ゴツゴツした手…。

雅昭がここにいる…。

そう実感出来た。

そしてあたし達はまたキスをした。

新堂さんの舌があたしの口に入る。

チュル…クチュ

「…ハァっ…壊したくなる舞由香の事」

「…して」

「え?」

「もっと…壊して。あたしの事もっと…。して?あたしを雅昭さんだけの身体にして」

あたしは、ねだり雅昭さんの首に腕を回した。

「舞由香…」

雅昭さんはあたしの名前を呼び、壊れるぐらいあたしを抱いた。

「ハァ…っハァ…っ」

呼吸が荒くなる。

身体がどんどん熱くなる。

「…っあ…っ」
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