私の上司は、イケメン住職様!?~番外編~
ふ~んって……ダメならダメだって言ってよ!?
これだと心愛が諦めないだろ!!
僕は、心の中でツッコんだ。
心愛は、それが新鮮なのか
ただ面白がっているのかニコニコしながら
後ろについて行く。
あんな奴がどこがいいんだよ!?
友達になりたいと言う心愛に理解が出来なかったけど
何を考えてるのか分からない伊織も理解が出来なかった。
しばらく歩いていると
公園近くに向かって行く伊織。
公園に用があるのだろうか?
遊ぶ用には、見えないけど……。
すると急に立ち止まった。
「どうしたの?伊織君」
「あれを見てみろ……」
伊織がそう言ってくるので
僕も見てみると中年男性がベンチに座っていた。
しかし中年男性は、ベンチから透けて見える。
つまり幽霊だということだ。