傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕
そして
「美桜、何グループだったー?」
くじを引くなり
あたしに話しかけてくれる。
「えーーと…B?」
「あっ!あたしもあたしもー!!
よろしくね、美桜っ!」
人としゃべることが少し苦手な
あたしに対しても
笑って楽しそうに接してくれる。
いきなり名前を呼ばれても
嫌な感じはしなかった。
朱理は、あたしがなりたいような
優しくてキラキラした女の子。
「Bグループこっちー!
あ、布施さんいるんだね!」
周囲を見渡していると、
ひときわ高く上がった手が目についた。
「うん、よろしくお願いしますー!」
集まったBグループ5人。
よかった、隼人が一緒だ。