フレーム
「えっとー、さっきのセッターさん?
環奈と知り合い?」
その隼人の問いかけに、
「知り合い…ってわけでもないです、けど…」
そう曖昧に、
苦笑いをしながらそう言う目の前の奴。
何だか、頭の中がぐちゃぐちゃしてる。
イライラしてるのが
自分でもはっきり分かる。
「うちの高槻が申し訳ないねぇ。
私の車で送って行くから、君はもう戻りなさい。
瀬戸、高槻を私の車まで運べ。
んでお前も一緒に私の車に乗れ。」
監督にそう言われ、
環奈を俺は持ち上げなおし
監督の後ろについて行く。
あえて、環奈を運んできたセッターには何も言わずに。
あぁ、こんな時なのに
可愛い
そう考えてしまう自分が、
何だか情けなかった。
太一side.end