フレーム





そのセッターは、

状況が分からず首を傾げている。


環奈のあのあざ、絶対におかしい。

こいつが何かしたんだよな。


そう思うと、

その首を傾げる仕草ですらイラつく。

そして、




「月曜の、あんただろ。

とぼけんなよ。」




そうそいつを見て言った俺は

どんな顔をしていたかは分からない。

睨んでいたかもしれないし、

無表情だったかもしれない。


とりあえず、環奈には見せられない顔だってこと以外は。



目の前にいるそいつの顔は

苦笑いから真面目な顔になり、




「…本当にすいませんでした。

君に謝る事じゃないのは分かってますけど、

すいませんでした。」




そう頭を深く下げたんだ。




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