フレーム
……好きな人、か。
心の中でも認めたくなかったのに、
ついに認めてしまった。
でも、丁度いいのかもしれない。
私が口に出して認めてしまう前に、
可愛くないと思ってもらえた方が。
そう思いたいはずなのに、
思わなきゃいけないのに、
自分の心のさらに中の私が、
今までに無いくらいに
太一君と一緒にいたい
そう叫んでいる。
うるさい、
うるさいうるさいうるさ…
「全く、大丈夫に見えないのは
…気のせいか?」
そう私の心の声にかぶせて言った太一君。
太一君の手が私の頬に添えられ、
私は、思わず、
太一君に抱きついてしまったんだ。