愛しの許嫁~御曹司の花嫁になります~
最上階にあるカフェテリアは、今日みたいに天気がいい日は富士山がくっきり見える。
十月も半ばだというのにカラッとはしているけれど、日中はまだまだ暑い日が続く。
水菜さんと私はクラブサンドイッチを注文し、仕事の話をしながら食べ終わると、最後にアイスコーヒーを頼んだ。昼休みは一時間。思いの外、水菜さんと会話が弾んでしまい、あっという間に時間が過ぎていく。そんな時、水菜さんがふと睫毛を下げて言った。
「ほんと、鈴本さんっていい子。いい子だから……もう、言いたいこと言えなくなっちゃった」
「え……?」
アイスコーヒーを掻き回すと、氷がグラスにぶつかってカランと涼しげな音を立てる。
十月も半ばだというのにカラッとはしているけれど、日中はまだまだ暑い日が続く。
水菜さんと私はクラブサンドイッチを注文し、仕事の話をしながら食べ終わると、最後にアイスコーヒーを頼んだ。昼休みは一時間。思いの外、水菜さんと会話が弾んでしまい、あっという間に時間が過ぎていく。そんな時、水菜さんがふと睫毛を下げて言った。
「ほんと、鈴本さんっていい子。いい子だから……もう、言いたいこと言えなくなっちゃった」
「え……?」
アイスコーヒーを掻き回すと、氷がグラスにぶつかってカランと涼しげな音を立てる。