愛しの許嫁~御曹司の花嫁になります~
「それで? どうなの? 好きなの?」

 水菜さんが両肘をテーブルにつくと、ぐっと前のめりになって、じっと私を見る。

 嘘はつかないで。

 そう目で言われているような気がした。だから、嘘や誤魔化しはしたくない。

「私……鷹野部長のこと、好き……です。好きになっちゃいました……すみません」

「ぷっ」

 すると、俯く私に水菜さんが噴き出した。

「なんで謝るの? ふふ。嘘をつかないで答えてくれてありがとう。はぁ、これでスッキリしたわ」

 水菜さんはぽーんと身体を投げ出すように、ソファに凭れかかった。

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