愛しの許嫁~御曹司の花嫁になります~
「それに、この間、向こうから食堂に誘ってきたかと思ったら、「好きな人がいる」だって、わざわざそう言ってきたのよ?」

 そういえば、田辺君と一緒に食堂にいた時に、偶然、鷹野部長と水菜さんが食堂に入ってきたのを見た。あの時、そんな会話をしていたなんて……。

 鷹野部長の気持ちが本当に私に向いてくれているのだと思うと、信じられない気持ちでいっぱいになる。

「さ、スッキリしたところで午後の仕事仕事!」

 明るくそう言って水菜さんは、テーブルの上に置いてあった伝票をさっと手に取った。

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