愛しの許嫁~御曹司の花嫁になります~
 鷹野部長の出張中に頼まれていた書類が完成したので、私は午後にでも第一営業課へ足を運び、書類を持っていくことにした。先ほど水菜さんと話したせいか、気持ちがなんとなく晴れ晴れとしている。

 鷹野部長の出張は明日まで、だったよね――?

 常時開けっ放しの第一営業課のオフィスは、男性陣がほとんどでまるで男子校のような雰囲気だ。

「お、鈴本じゃん、こんなむさくるしいところに何か用事?」

 ひょこっと顔を出すと、一番に田辺君と目が合った。田辺君の席は出入り口のすぐ横にある。

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