愛しの許嫁~御曹司の花嫁になります~
「なにか、ごようですか?」

 私は一気に萎える気持ちを顔に出し、沈んだ声で言った。

「どなたかと予定がおありでしたか? すぐに済みますので、少々お時間よろしいですか?」

「玄関先でよければ……」

 あぁ~居留守使えばよかった――!

 よりによって鷹野部長がこれから来るっていう時に――。

 さっさと帰ってもらおう――。

 そんなふうに思って俯いていると、木下が単刀直入に言った。

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