チェックメイト
「別にしたい訳じゃ…。」
「したくないって事は俺を好きじゃないってこと?」
「いや、それは…。」
「どうなの、小林?」
「えっと…。」
「自分の意見はハッキリ言えるように教育したよな?」
「う~~~~っ!」
誘導尋問だ。
私の行く手全てを塞いで選べる答えを1つだけにするつもりなんだ。
もう恥ずかしくて顔なんて見ていられない。
縮こまる様に私は目をぎゅっと閉じて固まった。
「それに、言葉にしてくれないと俺にも伝わらない。」
耳元で囁かれた言葉に全身が粟立つ。
「小林は俺のこと、どう思ってんの?」
ああ、なんでこんなにこの人は私を魅了するのだろう。
目を見てはダメだ、そう分かっていても見つめてしまう。
その先はもう捕らわれるだけだと分かっているのに。
「先輩が…好きです。」
声が震えるくらいに先輩に捕らわれています。
すると先輩はほんの少し頬を赤くして満足そうに笑みを浮かべた。
「俺も。」
その後はもう、されるがまま。
先輩の思うがまま、望むように私はただただ翻弄されるだけだった。
先輩の手が許しを得て自由に私の身体を触り始める。