暗闇の中の少女
「……手伝う…」



ポツリと呟かれた声



小さかったけど静かな教室の中ではやけに大きく聞こえた



『…え…?』



…どうして…?



私が麗美だってわかってるよね…?



どうして?なんで?が頭の中をグルグル回る



私は飲み物を買いに行くのを一旦諦めしばらく気まずいままの雰囲気の中で2人で手を動かした



「……ごめん」



…それは…なにに対してのごめん?



突然言われた言葉に戸惑う



私に対して時雨は続けて



「…お前が記憶喪失になったって聞いた……」



『……え?』



誰から…?なんて…分かりきってる。



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