「先輩、甘えるってなんですか?」
「沙代。今日楽しかったか?」




ケーキを切りながら鳳駕が言った。




「うん。楽しかったよ。めっちゃ。」




「そうか。よかったな。」





「二人のおかげ。・・・・・・ありがとう。」





私を1人にしないでくれて。





側にいてくれて。




なんて、言えないけど。




「よし。おーい、実乃里ー。ケーキ切ったぞー。」




「マジっ!食べる!!」




テレビを見ていた実乃里が戻ってきた。




「美味そー!可愛いね、サンタクロース。」




「じゃあ、食べよっか。」




美味しい料理も、甘いショートケーキも、全部美味しいって思ったのは大切な人たちと一緒だから。




そう、改めて思った。




ケーキを食べ終えて、私はお風呂に。




ジャンケンで負けた実乃里と鳳駕が後片付け中。




この後、プレゼントを鳳駕に渡すんだって思ったらちょっとだけ緊張。




別にただ渡すだけって思っても、数秒後にはまた緊張して。




よしっ、やるしかない。




って、心に決めてお風呂から上がる。




髪はめんどくさいからタオルで拭いて出てきた。




「お風呂ありがとー。実乃里交換するよー。」




「はーい。後拭くだけだからよろしくー。」




肩にタオルを掛けたままキッチンに入る。




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