「先輩、甘えるってなんですか?」
階段を上がって、鳳駕の後に続いて部屋に入る。




シンプルな感じの部屋。




「ここでいいかな。」




スノードームを机の上に置いた鳳駕。




「ありがとう。飾ってくれて。」




「ふっ、沙代が素直だと変な感じするな。」




そう言って笑う鳳駕。





「じゃあ、素直じゃないほうがいい?」




ちょっと意地悪く言ってみた。




「いや、素直な沙代ちゃんもいいと思いますよ。」




また軽くあしらわれた。




「っていうか、鳳駕何してるの?」




さっきから部屋の中を行ったり来たりしながら話している。




「んー?・・・・あっ、ここだ、ここだ。」




そう言って小さな紙袋を取り出した。




「なにこれ?」




「はい。沙代に。」




「・・・・え?」




紙袋を私に渡す。




「プレゼント。沙代に。」




「・・・・え?でも、実乃里プレゼント交換のこと言ってないんじゃないの?」




「そうだけど。・・・・まぁ、いいから受け取れよ。」




私はそっと紙袋を受け取る。




「開けていい?」




「どうぞ。」




紙袋を開けると、中から小さな箱が出てきた。




「・・・・うわぁーー。・・・・・ネックレスだ。」





シルバーのリングと、ゴールドのリングのシンプルなネックレス。




・・・・・・見た感じめっちゃ高そうなんだけど。




「こんな高そうなの貰っていいの?」




「高くないよ。っていうか、それ貰ってもらわないと困るし。女もんなのに。」




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