由良先輩はふしだら
「美子ちゃんは多少、苦しい思いしたのかもしれないけどさ、俺は、あの2人一度別れて正解だったって思うよ」
「えっ、」
「だって普通にムカつくでしょ?散々美子ちゃんのこと利用しといて好きにならないって宣言までしてさ。やっぱり好きになりました〜って。それで両想いになってめでたしめでたしは違う。広真にはちゃんと美子ちゃんを傷つけた罪悪感に苛まれてもわらないと。いい気持ちだけなんて絶対させてやんねーよ」
「日高先輩って由良先輩の友達ですよね?」
由良先輩のやったことに、友達の日高先輩がさらっとムカつくといったことにびっくりするし、日高先輩、ちょっと性格悪すぎない?
「友達だからだよ。広真に関してはほとんどムカつくことしかないしね。でもだから、ダメな時はダメって教えてあげないといけないし、そんなタイミングで栞ちゃんが広真に話してくれたから、俺は感謝してるよ」
「……っ、感謝って……日高先輩が言ってることはあんまり信用できませんけど」
「素直じゃないね〜〜」