由良先輩はふしだら
「栞!」
大好きな声が私を呼ぶ声がして顔を上げる。
「美子……」
彼女のすぐ後ろには由良先輩もいて。
息の上がってる美子を見て、慌ててきたのがわかる。
「2人で一緒にきたの?」
日高先輩がそう聞くと、2人がコクンと頷く。
「2人とも、こっぴどく叱られた後にまた一緒に授業サボるの?揃って学習能力ないの?」
日高先輩は「今度は学校側が別れさせるんじゃない」と笑って付け足す。
「栞が苦しんでたの知って、考えても、なにを言えば栞が苦しまなくて済むかわからなくて。でもやっぱり、栞が苦しいのは私もおんなじように苦しくて。だから、私がまた栞と笑いたいってわがままで来ちゃったんだけどね、」
息がまだ整ってないまま、話し出す美子は、一生懸命私の目をまっすぐ見て訴えてて。