由良先輩はふしだら
「とにかく、俺がいない間、美子の方こそ気をつけてよ」
「大丈夫です!絶対大丈夫!」
「ん。いい子にしてたらお土産ちゃんと買ってくるから。それに……」
先輩は私のおでこに自分のおでこをくっつけて顔の距離を一気に縮めた。
「来週の分、今でたくさんするつもり」
「へっ、」
先輩の吐息がかかって、唇を奪われる。
「……っ、ん」
角度を変えながらキスする由良先輩の手が、私の腰に回って。
完全に動けない状態のまま、キスが降ってくる。
「……っ、ちょ、由良、、先輩」
彼の胸をトントンと叩きながらそういっても、全然止まることを知らなくて。
息を吸うために一瞬離れられても、すぐに捕まって。
「煽ったの、美子の方でしょ」
付き合いたての頃、真っ赤な顔をしてた先輩がすんごく懐かしいぐらい余裕の表情で。
「だって、外……」
人はあまり通らない場所だけれど、もし見られたら。
「嫌?」
「……いや、じゃ、ないけど」
ずるい質問だ。
大好きな先輩とのキスなんて、嫌なわけがないじゃないか。
それなのに、こんな時にそう言う質問をするなんて。