由良先輩はふしだら


ガラッ


栞と話していると、突然教室のドアが勢いよく開けられた。


「サッカー部!至急、集合!」


え?サッカー部?


見覚えのない男子生徒の上履きのラインを見ると、彼は2年生。


一体、何事だろうか。


これから、朝礼始まるっていうのに。


クラスメイトのサッカー部数人が言われた通り早足でドアに向かい、教室を後にして。


「サッカー部って……勝地もサッカー部だよね?」


「あぁ、そう言えば今日、まだ来てないね」


隣の机を見つめる。


遅刻か?


少ししてチャイムが鳴り、栞が自分の席へと帰るとすぐに佐藤先生が入ってきて。


出席確認をサラッと行なってから、なにやら少し俯き加減の先生が再び口を開いた。


「……今日、欠席の勝地だが、昨日の部活で怪我をして、全治2週間だそうだ」


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