由良先輩はふしだら





先輩たちに促されて、私は言う通り彼女たちの後をついて歩いて、校舎裏についた。


栞は、一緒に行こうか、と言ってくれたけど、先輩たちが、それを断った。


嫌な予感しかしない。


「小柴さん」


茶髪を緩く巻いたリーダー格らしい先輩が私の名前を呼ぶ。


「は、はいっ……」


「あなた、由良くんと付き合ってるって本当?」


っ?!


昨日、あの由良先輩が私のクラスに来たことでちょっとした騒ぎになったぐらいだ。


やっぱり、先輩たちの方にも噂は広まっているに違いない。


「い、一応……」


「ふーん」


茶髪の先輩が腕を組んでそれだけ言うと、横にいた取り巻きの人が一歩私に近づく。


「最近、由良くん付き合い悪いのよ。前は彼女いても普通に私たちと遊んでくれてたし。あなた、彼になんか吹き込んだ?」


「えっ……いや、」


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