由良先輩はふしだら
「嘘。だって明らかに最近おかしいんだもの。変わったことといえば、あなたと付き合い始めたこと。由良くんに何かいったんじゃないの?脅してるとか」
「……っ、」
脅してるって、何それ。
言えるわけないよ。由良先輩には、実はずっと好きな人がいて、その人に振り向いてもらうためにわざと女の子たちと付き合っていたとか、
それで、由良先輩がその相手に振られたタイミングと私が告白したタイミングがちょうど重なって今に至るとか、そんなこと言えるわけない。
「いえ……私は、本当に由良先輩のことが好きで一方的に告白しただけで。そしたら……」
「気に入らなーい」
茶髪の先輩はそういうと、私の背中を預けていた校舎の壁をドスンと蹴った。
私の身体スレスレの場所を。