由良先輩はふしだら
「んー……でも、言うこと聞かないと何されるかわかんなくない?美子の傷ついてるところなんて見たくないよ」
「ううん!私は、先輩と一緒にいられるなら平気だよ。栞もついてるし」
「……そんなこと言ってさあ。まぁ、美子がそんなに言うんなら何も言わないけど、辛かったらすぐに吐き出しなよ」
そう言ってから私の頭をクシャと撫でた。
「うん、ありがとう」
取り柄なんて何もない。
運動も勉強も大してできない上に、可愛いわけでもない。そんな私が、あの由良先輩の隣に居られるんだ。それだけで、もう何が来てもへっちゃらだ。
「バカみてー」
っ?!
予鈴がなり、栞が席へと帰っていった時、隣からそんな声が聞こえた。