人間複製機
あたしは後ずさりをしてその様子を見守った。


スライムは床へと這い出て来ると、その姿が人間へと変化して行った。


しかし、それは異常なものだった。


人の手足のような形はしているものの、スライムはドロドロと流れ落ちて行く。


正面に弘樹の顔があるものの、その顔もスライム状で真っ黒だ。


それだけじゃない。


側面にはナオの顔。


逆側にはマナの顔。


そして後ろには陸人の顔がくっついているのだ。


あたしは恐怖で体中がひきつるのを感じた。


4人の顔をもつ怪物がこちらへ手を伸ばして来る。


それぞれになにかブツブツと言いながらあたしに近づいてくる。


「来ないで!!」
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