シンシアリー
「それであの子・・レティシアは“自由が欲しい”と日々私に訴えておる。正直、今レティシアを手放すのはちょっとな・・私は非常に困るのだが・・・」
「あら。丁度良い機会じゃありませんか。あの娘は確か・・いくつでしたっけ」
「18。もうすぐ19になる」
「まあっ。だったら、そろそろどこかの外国の王子と結婚させるべきですわ!」

・・・そしてアンドゥーラから体良く追い出す。外国の王子クラスであれば、公家の体裁も保つことができる。あの娘がいなくなれば、わたくしはもちろん、ヘルメースだって、もうこれ以上イライラする必要もなくなる。皆にとって喜ばしい事じゃない・・・。

今が「押し時」だと思ったアレッシアは、ゼノスにしなだれかかり、成熟した体を感じさせた。

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