シンシアリー
情報。
それは、物質的な資源を必要とはしない。
言い換えれば、人さえいれば、尽きることのない「資源」なのである。
レティシアは、目には見えない「情報」というものを、非常に重視した。
まずは情報を明確化すること。
そして世界に網羅している情報が、スムーズに行き交う「流れ」(ネットワーク)を確立すること。
その源、拠点になる場として、学校を設立したのである。
今までに培ったコミュニティーの力や、新生ラビアラ王国のシャハール国王の助けのおかげで、学校には、近隣諸国をはじめ、世界の大小様々な国の統治者の子や、上流階級の令嬢が通い始めた。
レティシアが21歳になった今でも、国は上流階級と呼ばれる人々が統治をし、彼らが流行を作り上げている。
世界の動きを左右するような情報源は、彼らから発信されるものなのだ。
ベイル夫妻は、そういった子たちを学校で預かる代わりに、相手国が欲しがる情報を提供し、それ以上に機密を保持した。
子どもたちがその国にいる以上、そこで争いを起こすことはできない。
シュバイツェン王国は、小さいながらも(アンドゥーラ公国よりも国土的には大きかったが)、情報が行き交う中継場として「影の世界の中心地」と呼ばれる程、発展していった―――。
それは、物質的な資源を必要とはしない。
言い換えれば、人さえいれば、尽きることのない「資源」なのである。
レティシアは、目には見えない「情報」というものを、非常に重視した。
まずは情報を明確化すること。
そして世界に網羅している情報が、スムーズに行き交う「流れ」(ネットワーク)を確立すること。
その源、拠点になる場として、学校を設立したのである。
今までに培ったコミュニティーの力や、新生ラビアラ王国のシャハール国王の助けのおかげで、学校には、近隣諸国をはじめ、世界の大小様々な国の統治者の子や、上流階級の令嬢が通い始めた。
レティシアが21歳になった今でも、国は上流階級と呼ばれる人々が統治をし、彼らが流行を作り上げている。
世界の動きを左右するような情報源は、彼らから発信されるものなのだ。
ベイル夫妻は、そういった子たちを学校で預かる代わりに、相手国が欲しがる情報を提供し、それ以上に機密を保持した。
子どもたちがその国にいる以上、そこで争いを起こすことはできない。
シュバイツェン王国は、小さいながらも(アンドゥーラ公国よりも国土的には大きかったが)、情報が行き交う中継場として「影の世界の中心地」と呼ばれる程、発展していった―――。