君だけを好きでいます。
瑠香side

宏太の家に遊びに来て一息ついた。

『なんだろ、泣きそう』

「…唐突」

だって、久々に楽しかった。

いつも言い合いするけど今日みたいに

すごいふざけたりしなかった。

なんか、蒼の前で久々ちゃんと笑えたな。

『誰も悪くなかったんだよ、あの時は。』

みんなの気持ちが交わらなかった

だけなんだよ。

「…あの時?」

『言える時が来たらみんなに言う。』
< 188 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop