ふたりの彼女と、この出来事。(旧版)
「UVクリーム入れてる」

と、ミライが中から取り出したのはクリーム。

(何だ、脅かすなよぉ~)

とホッと胸を撫で下ろしてる横で、ミライが取り出したクリームをみんなに差し出しながら、さりげなくポーチを脇へ避けた。

「あ、これ高いヤツだよね」

「イイの使ってるじゃな~い」

「いいな羨ましい~」

と身を乗り出して話す三人。

「紫外線はお肌の大敵だから」

と微笑んで返すミライ。

(そうか、地肌に響きそうだもんな)

人と違って、一度傷が付くと回復出来なそうだ。それで必要なのか。

「少し使ってみる?」

とミライの問い掛けに、三人がパッと笑顔になった。

「うんっ!」

と、三人が少しずつ手に取って腕や首筋に塗り始め、すぐに肌や化粧品の話題で話が盛り上がった。

(良かったよ、話が逸れてくれて)

ミライもなかなか上手くやってくれるじゃないか。この調子なら大丈夫そうだゾ。
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