嫌いなアイツとの恋愛のやり方
「三浦さん」

会社の廊下ですれ違い様に腕を掴まれたお相手は、最も会いたくない彼。

捕まったてしまった以上は抵抗することはできない。

「何でしょうか?」

せめてもの抵抗で、彼の顔を見る事なく目線を落としたまま彼に伺う。

側から見たら、何とも態度の悪い行いなんだと思うかもしれない。

だが、あまり彼と顔を合わせたくないという心の声が出てしまいそうで。
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