嫌いなアイツとの恋愛のやり方
「……ねぇ? 俺、もしかして避けられてる?」

その言葉に、思わず首を縦に振ろうかとも思ったが、そこは只々聞き入ることしかできなかった。

「あの… もうご飯作るのは辞めにしてもいいですか?」

彼の言葉に対して、この言葉で反論。

どう汲み取るかは彼次第、なのかもしれない。

「なんで?」

彼の顔がどんな反応をしているのか気にならない、と言ってしまえば嘘になるけど。

顔をあげる勇気なんて更々ない。
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