嫌いなアイツとの恋愛のやり方
「ちょ! ちょっと、何よ!?」

ようやく手を離してくれたと思えば私の前で堂々と仁王立ち、腕組みしては睨まれる始末。

えっと…… 私、何かしました?

嫌味ったらしく溜息を吐いてから彼は言葉を発した。

「なんで、謝ったんだ」

「……ん? 何が?」

「だから… なんで俺が書類預かったことを言わなかった?」

彼は先程の一部始終ではなく一連の流れを全て見ていたのだろう。
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