お見合い結婚時々妄想
祥希子が口を開こうとすると、彼氏とやらの上田くんがそれを制して話しだした
「付き合いだしたのは、半年前ぐらいからです。でも初めて出会ったのは中学3年の時で……」
「ああ、確か親御さんの都合で大阪に引っ越したって?」
「はい。それで、大学入学と同時に上京してきて、入学して間も無く、学校でバッタリ祥希ちゃんに再会したんです。それからしばらくは友達として仲良くさせてもらってました。白状すると、僕、中学の時から祥希ちゃんの事が好きだったんです。だから、こうやって付き合えるようになって、本当に嬉しいんです」
彼氏とやらの上田くんが、ね?と祥希子を見ると、祥希子は顔を真っ赤にしながらコーヒーを飲んでいた
妻もその様子が微笑ましいと思ったのかニコニコしていた
僕も内心何度か分からないため息をついてコーヒーを飲む
すると、彼氏とやらの上田くんが急に真面目な顔をして、僕達に向き合った
「今日こうやって、おじさんとおばさんに会わせてもらったのは、僕が祥希ちゃんにお願いしたからなんです」
え?と思って僕は妻を見た
妻もそれは聞いていなかったらしくびっくりしていた
「僕達に会いたいって言ったのは、何か理由があるのかな?」
「はい。あの……」
彼氏とやらの上田くんが、祥希子を見ると、祥希子は少し寂しい顔をしていた
それを見た彼は小さく息を吐いて言った
「僕、来月から1年間、アメリカに留学するんです。それで、祥希ちゃんが不安に思ってるみたいで、いっそのこと別れようなんて事も言われたんです。でも僕はそんなつもりないし、どうやったら祥希ちゃんの不安を軽く出来るのかな?って思ったら、こうやって祥希ちゃんのご両親に挨拶して、僕が祥希ちゃんを大事に思ってるって事ぐらいしか思いつかなくて……すいません。僕のわがままにおじさんとおばさんを付き合わせてしまって……」
「……悠太くんは悪くない。私が自信がないだけだから」
「またそんなこと言う。1年なんかあっという間に過ぎる。俺だって祥希ちゃんと離れるのは寂しいし、辛いんだから」
「分かってる。分かってるんだけど」
一体僕は何を見せられているんだ?
痴話喧嘩なら他でやって欲しい
て言うか、彼氏とやらの上田くんは、本当は自分の事を『俺』って言うのか
なんてどうでもいいことを考えながら、妻を見ると妻も僕を見ていた
そして2人で笑いあう
それを見て、祥希子達も驚いたように僕らを見る
「ごめんなさいね。あまりにもあなた達が微笑ましいもんだから、こっちまで恥ずかしくなるわね、慎一郎さん」
「ホントだよ。イチャイチャするんなら親が見てないところでやって欲しいもんだ、全く」
まだ笑い合ってる僕達に、祥希子達はすいませんと小さくなってしまった
「付き合いだしたのは、半年前ぐらいからです。でも初めて出会ったのは中学3年の時で……」
「ああ、確か親御さんの都合で大阪に引っ越したって?」
「はい。それで、大学入学と同時に上京してきて、入学して間も無く、学校でバッタリ祥希ちゃんに再会したんです。それからしばらくは友達として仲良くさせてもらってました。白状すると、僕、中学の時から祥希ちゃんの事が好きだったんです。だから、こうやって付き合えるようになって、本当に嬉しいんです」
彼氏とやらの上田くんが、ね?と祥希子を見ると、祥希子は顔を真っ赤にしながらコーヒーを飲んでいた
妻もその様子が微笑ましいと思ったのかニコニコしていた
僕も内心何度か分からないため息をついてコーヒーを飲む
すると、彼氏とやらの上田くんが急に真面目な顔をして、僕達に向き合った
「今日こうやって、おじさんとおばさんに会わせてもらったのは、僕が祥希ちゃんにお願いしたからなんです」
え?と思って僕は妻を見た
妻もそれは聞いていなかったらしくびっくりしていた
「僕達に会いたいって言ったのは、何か理由があるのかな?」
「はい。あの……」
彼氏とやらの上田くんが、祥希子を見ると、祥希子は少し寂しい顔をしていた
それを見た彼は小さく息を吐いて言った
「僕、来月から1年間、アメリカに留学するんです。それで、祥希ちゃんが不安に思ってるみたいで、いっそのこと別れようなんて事も言われたんです。でも僕はそんなつもりないし、どうやったら祥希ちゃんの不安を軽く出来るのかな?って思ったら、こうやって祥希ちゃんのご両親に挨拶して、僕が祥希ちゃんを大事に思ってるって事ぐらいしか思いつかなくて……すいません。僕のわがままにおじさんとおばさんを付き合わせてしまって……」
「……悠太くんは悪くない。私が自信がないだけだから」
「またそんなこと言う。1年なんかあっという間に過ぎる。俺だって祥希ちゃんと離れるのは寂しいし、辛いんだから」
「分かってる。分かってるんだけど」
一体僕は何を見せられているんだ?
痴話喧嘩なら他でやって欲しい
て言うか、彼氏とやらの上田くんは、本当は自分の事を『俺』って言うのか
なんてどうでもいいことを考えながら、妻を見ると妻も僕を見ていた
そして2人で笑いあう
それを見て、祥希子達も驚いたように僕らを見る
「ごめんなさいね。あまりにもあなた達が微笑ましいもんだから、こっちまで恥ずかしくなるわね、慎一郎さん」
「ホントだよ。イチャイチャするんなら親が見てないところでやって欲しいもんだ、全く」
まだ笑い合ってる僕達に、祥希子達はすいませんと小さくなってしまった