失恋の傷には媚薬を
空耳では無い
ニコニコしながら頬杖をつき
私を見ている部長
「なんつーか、やっぱり一目惚れだ」
「一番は、あのお茶。あのお茶に惚れて、笹倉に興味を持った」
そ、そうですか…
言葉にならない
直球で投げられた告白は
思った以上に恥ずかしい
『ぶ、部長…、とてもありがたい話ですが、』
断ろうと思った
だって、誰かと付き合うなんて気になれない
また裏切られたら、また傷ついたら
もう立ち直れないかもしれない
怖くて、だれかをすきになるとか無理
「横峰部長なら大丈夫じゃないですか?」
里奈がいつかいってくれた言葉が
ふと、頭をよぎった