同期のあいつと私の家族

「もしもし」

席から離れ電話に出る。

『姉ちゃん?』

「うん。なにかあったの?」

『蒼空がさ帰ってきてから熱っぽくて様子見てたんだけど、熱測ってみたら39.0近くあったから、今から病院連れて行ってくる。』

「蒼空が!?わかった。私も今から帰るね。」

『いやこっちは大丈夫だから。せっかくの同期会楽しんでこいよ。』

「そうは行かないよ。とりあえず蒼空のこと病院に連れて行ってあげて。まかせたよ!」

『...わかったよ、また連絡する。』


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