同期のあいつと私の家族
「日南ーっ!!」
後ろから私を呼ぶ声。
振り向いた先には須佐。
「なにかあったのか?」
「うん。蒼空が熱出して今から病院行くみたいだから帰るね。」
「俺車で来てるから乗ってけよ。」
「いいよいいよ。須佐今来たばかりじゃない。同期会戻りなよ。」
「それどころじゃねぇだろ。それに日南が帰るなら俺も帰る。」
「でも.....」
「でもじゃねぇよ。急いでるんだろ?乗ってけよ。」
......
「じゃ、お願いしていい?」
「あぁ。車取ってくるから待ってろ。」
そして須佐の車に乗せてもらい家に急ぐ。