同期のあいつと私の家族

17時になり業務終了のチャイムが鳴る。

今朝須佐に会ってから今までの記憶があまりない。

須佐の言う通り蒼空の風邪が移ったのね。

急ぎの仕事もないし、早めに帰ろ。

でもその前にスーパーに寄って帰らなくちゃ。


席を立った途端ふらついた。

このまま倒れるんだと思った時、


「ほら見ろ。お前熱あんだろ。」

「須佐。」

須佐が私の体を支えてくれた。

「日南帰るぞ。送っていくから。」

「大丈夫だよ。帰りスーパー寄らなきゃ行けないし。」

「.........。」

須佐に思いっきり睨まらた。
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